Smartsheetのユーザーケースとして製薬会社ロッシュ社の新型コロナウィルス対応が紹介されています。
要点をご紹介すると、「需要の優先順位付け、配布、および米国での新型コロナウィルスの診断と抗体検査の使用を追跡するソリューションを迅速に開発し、最も必要な地域への配布とパンデミックデータの連邦保健当局への迅速な報告を可能にした」、とのことです。 https://www.smartsheet.com/customers/roche-diagnostics-covid-19
３日間でシステムを構築
Smartsheetの専門家とRocheのスタッフの共同チームは、会社のテスト製品をサポートするシステムの最初のイテレーション（繰り返し）を３日で開発しました。 (Within three days, a collaborative team of Smartsheet experts and Roche staff had developed and launched the first iteration of a system to support the company’s testing product.)
リアルタイムデータを収集しホワイトハウスの新型コロナ対策チームに報告
RocheのSmartsheetソリューションの最も重要な要素の1つは、リアルタイムデータを編集して、ホワイトハウスコロナウイルス対策本部を含む連邦保健当局に報告するプロセスを簡素化することでした。 (One of the most important elements of Roche’s Smartsheet solution was simplifying the process of compiling and reporting real-time data to federal health authorities, including the White House coronavirus task force.) このホワイトハウスのCovit-19に関するブリーフィングは初期の頃CNN等の米国テレビニュースでよくご覧になった方も多いかと思います。
どのようなシステムが使われたのでしょうか？
記事には詳しいシステムの実現方法が書いてありませんが、想像するところ、Smartsheetのform（フォーム）をoutside collaborators（外部協働者）に入力してもらったのではないかと思います。外部協働者は病院のラボなどで検査の数やその結果がフォームによって報告されたのではないかと思います。（外部協力者にログインを求め情報の正確性を担保したのではないかと想定されます。） 記事にも紹介されていますが、それらの外部協力機関を含むデータがダッシュボードに集約され会社の幹部など関係者が何が起こっているか確認できるとあります。 (Dashboards display data for a variety of stakeholders, helping company executives and sales directors see what’s happening in the areas they manage.)